説明
国名：インドネシア
地区：北スマトラ州リントン
標高：1300～1400ｍ
生産者：複数の小規模生産者のロット
生産処理方法：セミウオッシュド製法
スマトラのピーベリーは、平豆と区別して単体で販売されることはほとんどありません。同地のピーベリーは、コーヒーが成長する過程の自然発生的な変異で生まれるものであること、また、それを育てて収穫する作業の繊細さから見ても、特別で貴重なコーヒーであると言えます。いま、この地域のコーヒー生産者たちは、気候変動による収穫量の減少、病害虫の蔓延といった数々の問題に直面しています。それに立ち向かうために、彼らはコーヒーとその他の換金作物（オレンジや野菜など）との間作を開始し、土壌の状態を良好に保ちつつ、生計を立てていくための努力を続けています。また、さび病の蔓延を食い止めるための環境整備をする地方政府の社会プログラムも実施されており、その一環として生産者たちに対するコーヒーの苗木の提供も行われています。こういった支援は、生産者たちにとって、被害を受けたコーヒー畑を回復して家計を改善する助けになっています。
このコーヒーが育った農園では、除草剤や農薬を使わず堆肥を使用することで、健康で豊かな土壌を維持しています。リントン地区のコーヒーの木の平均樹齢は6～7年と言われており、必要に応じて剪定などの手入れが実施されています。
チョコレート、スパイス、ハーブ しっかりとした量感
